【一橋生の考える】過去問の解き方
過去問の解き方
過去問は、大学受験の合格を勝ち取るために欠かせないものです。過去問を解くことで、本番の試験でどのような問題が出るのか、どのような傾向があるかを把握することができます。また、自分の苦手分野を把握し、弱点を克服するための対策を立てることもできます。
過去問を解く際には、以下のステップを踏んでみましょう。
ステップ①:本番の時間制限で解く
まずは、本番と同じ時間制限で問題を解いてみましょう。いきなり解くのは不安かもしれませんが、まずは自分の実力を把握することが大切です。
制限時間内に解くのが難しい場合は、時間をかけて解きなおしてみましょう。時間をかけることで、焦って見落としていた部分や、時間さえあれば解けた問題に気づくことができます。
ステップ②:時間無制限で解く
制限時間内に問題が解けた場合は、時間無制限で解きなおしてみましょう。時間をかけることで、解き方のコツや、さらに深い理解を得ることができます。
解けなかった問題は、以下の5つに分類できます。
- 時間が足りなくて解けない問題
- 解いたことのある問題
- やったことがあるけど別の角度から聞かれる問題
- 専門的に対策をしなければ解けない問題
- 難しくて解けない問題
時間が足りなくて解けない問題
時間さえあれば解けた問題や、時間が無くて解けきれなかった科目のことです。
解決策としては、本番の制限時間よりも5分~10分早く終わらせるつもりで勉強してください。解くスピードを上げるには、普段の勉強から時間制限を設定して、その時間内で解くことを意識してください。
解いたことのある問題
単語や文法問題などの知識問題で多いです。
これまで取り組んできた参考書や問題集の復習をしてください。復習といっても、最初から最後まで全部をやり直していはいけません。過去問に出てきて解けなかった範囲に限定しましょう。
やったことがあるけど別の角度から聞かれる問題
社会や理科が特にあてはまります。
知っていることでも、問われ方が変わってしまうと解けなくなるケースがあります。
この場合は、もう一度知識を整理しなおす必要があります。
対策としては、
- 参考書に過去問での聞かれ方を書き込む
- ノートに知っていることをまとめ直す
- 資料集の細かいところまでを読み込む
これまでに覚えてきた知識の掘り下げをしてください。
専門的に対策をしなければ解けない問題
自由英作文や和文英訳、文法の正誤問題、社会の論述問題などです。
しっかりと専用の対策をしなければ正解することが難しいです。
対策を始めてしまえば、そこまで時間がかかるものではありません。
そのため、他の勉強と同時並行でやりつつ、優先順位の高い、時間がかかるものや配点が大きいものから手をつけていきましょう。
難しくて解けない問題
すでに合格点が取れている人だけが行う対策です。
得意科目をさらに得意にした場合や、難しい問題の正答率で合否が決まる場合ですね。
基本的には、この問題への対策は最後に行います。
過去問を解く際には、以下の点に注意しましょう。
- 本番と同じ時間制限で解く
- 解けなかった問題は、5つのパターンに分類して対策する
- 過去問を解く際には、解き方をメモする
過去問を解くことで、本番の試験で合格点を取るための実力をしっかりと身につけることができます。ぜひ、積極的に過去問を解いて、合格を勝ち取りましょう。