睡眠・食事・タイミングで暗記力が変わる?
― 脳科学から見た記憶のゴールデンタイム ―
「何度も暗記しているのに、全然覚えられない」
「集中できないし、記憶に残らない気がする」
そんなとき、実は勉強の仕方よりも、生活習慣や“いつ覚えるか”のタイミングが原因かもしれません。
今回は、脳科学の視点から「記憶が定着しやすい時間帯」や、「生活の中で暗記力を高めるコツ」をご紹介します。
◆ 記憶は「眠っている間」に整理される
脳の記憶にとって最も重要なのが「睡眠」。
覚えたことは、睡眠中に脳内で整理・定着されることが分かっています。
特に「ノンレム睡眠(深い眠り)」の時間帯に、脳が情報を“整理棚”にしまうように記憶を強化します。
📌【ポイント】
- 暗記した内容は寝る前にもう一度見直すと◎
- 夜ふかし・スマホ使用が多いと、睡眠の質が下がり記憶が不安定に
◆ ゴールデンタイムは「夜の10分」と「朝の10分」
記憶が定着しやすい時間帯には“ゴールデンタイム”があります。
🔹 夜寝る前の10分:
…脳が静かになって集中しやすく、インプット効率が最大化
→ 英単語・用語・漢字など、暗記系に最適!
🔹 朝起きた直後の10分:
…脳が整理された状態でスッキリし、“思い出す力”が高まる
→ 前日に覚えた内容の確認・復習に効果的!
これを活用するだけで、同じ内容でも記憶への定着率がぐんと上がります。
◆ 食事も記憶力に影響する?
食事と記憶、一見関係なさそうに見えますが、実は脳の働きには栄養が不可欠です。
📌【記憶力UPにおすすめの栄養素】
- DHA・EPA(青魚):神経伝達物質の働きをサポート
- レシチン(卵・大豆):記憶力を高める
- ビタミンB群(豚肉・海苔):脳のエネルギー代謝に関与
また、甘いものの摂りすぎは集中力の低下を招くので注意が必要です。
テスト前や勉強前の軽食は「ナッツ」「チーズ」「バナナ」などがおすすめ。
◆ 覚えやすさを左右する“勉強の順番”
脳は同じ刺激を受け続けると疲れてきます。
だからこそ、勉強の順番にも工夫が必要です。
✅【暗記効率を上げる勉強の順番例】
① 夕方:問題演習や数学など“考える系”の勉強
② 夜:英単語や漢字など“覚える系”の勉強
③ 就寝前:その日覚えたことの軽い見直し
④ 朝:前日覚えたことのテスト・再確認
このサイクルが「覚える→整理→再確認→定着」という黄金パターンを作ります。
◆ 塾での生活習慣アドバイスとサポート
当塾では、学習指導だけでなく、生活習慣も含めた「学びの環境づくり」に力を入れています。
✅ 勉強の時間割作成(家庭用)
✅ 睡眠・食事・休憩のバランスを考慮したアドバイス
✅ 暗記科目の時間配分指導
✅ 学習記録の習慣化で日々のリズムを整えるサポート
生活リズムが整えば、勉強もスムーズに進み、記憶力も自然と高まります。
◆ 保護者の方へのアドバイス
お子さまが暗記で悩んでいるとき、次のようなサポートが効果的です:
🔸「夜の10分だけでも見直ししておこうか?」と声かけ
🔸 就寝前のスマホ使用時間を短くする工夫(ルール作り)
🔸 朝の会話で「昨日の英単語、まだ覚えてる?」と軽くクイズ
プレッシャーではなく、“リズムを整える習慣づけ”が何より大切です。
◆ まとめ:生活が変われば、記憶が変わる!
- 暗記は「勉強法」だけでなく、「タイミング」や「睡眠」がカギ
- 夜と朝を活用すれば、記憶の定着率が大幅にUP
- 食事・生活習慣も、脳の働きを支える重要な要素
- 家庭と塾が連携して“覚えやすい環境”を整えよう
暗記が苦手な子でも、ちょっとした習慣の工夫でぐっと伸びる可能性があります。
ぜひ一度、学習+生活の見直しを一緒に考えてみませんか?

