模試の結果に一喜一憂しないために
〜母としてできる心のサポート〜
大学受験を控えたお子さまが模試を受けるたびに、結果にハラハラしてしまう…
そんな経験はありませんか?
「判定が悪かったらどうしよう」
「志望校を変えた方がいいのかしら」
「やる気をなくしてしまわないか心配」
模試の結果は、受験生本人だけでなく、親御さんの心にも大きく影響を与えがちです。
でも実は、模試は「合否の予言」ではなく、成長の道しるべ。
今回は一橋大学生の視点から、模試との正しい向き合い方と、母としてできる心のサポートのコツをご紹介します。
模試の判定は「途中経過」にすぎない
まず知っておきたいのは、**模試の判定はあくまで「今の時点での状態」**ということ。
大学受験は長期戦です。
特に難関大になればなるほど、本番直前まで伸びる生徒がたくさんいます。
一橋大生講師たちの中にも、
- 高3夏の模試ではC判定だったが秋以降急伸し合格
- 最後の模試でD判定だったが志望校一本で合格
というケースは珍しくありません。
模試は**「弱点の発見」と「学習の方向性を確認する場」**と捉えることが大切です。
判定に振り回されて焦るのは、マラソンの途中で順位ばかり気にして走り方を崩すようなもの。
子どもは親の反応に敏感
模試の結果が返ってきたとき、親がどんな態度を取るかは、お子さまにとって非常に大きな影響を与えます。
- 「なんでこんな判定なの?」
- 「このままで本当に大丈夫なの?」
と責めたり過度に心配したりすると、お子さまは
- 自己肯定感が下がる
- 挑戦する意欲が萎える
- 親に結果を見せたくなくなる
といった負のスパイラルに陥りやすくなります。
逆に、ポジティブな受け止め方ができれば、次への原動力になります。
一橋大生講師の「うれしかった親の対応」
私たちが受験生だった頃、うれしかった親の対応をご紹介します。
- 「今はまだ途中だから気にしすぎないで」
- 「これからどう改善していくか一緒に考えよう」
- 「頑張ってるの知ってるよ。応援してる」
- 結果より努力の過程を褒めてくれた
- 成績が良くても悪くてもいつも変わらない態度で接してくれた
こうした声かけが、精神的な安定につながり、受験を最後まで走り抜ける力になりました。
模試のたびに意識したい3つのポイント
① 結果は「材料」として冷静に受け止める
判定そのものより、何ができていて何が足りないかに注目。
分析の材料として活用する姿勢を持つ。
② 口出しは最小限、聞き役に徹する
親があれこれ言うより、お子さま自身が結果を振り返る機会を大切に。
「どんなふうに感じた?」「今後どうしたい?」と問いかけるのも効果的。
③ 変わらぬ安心感を示す
模試の結果にかかわらず、家庭が安心できる場であることを伝える。
「模試は模試、本番はこれからだよ」と明るく声をかける。
まとめ 〜模試との上手な付き合い方〜
模試は成長途中の確認ポイント。
親が一喜一憂してしまうと、お子さまも必要以上にプレッシャーを感じてしまいます。
逆に、**「模試は道しるべ。焦らず、次に生かそう」**という姿勢を家庭で共有できれば、受験期のメンタルはぐっと安定します。
私たち一橋大学生講師も、生徒たちに常に伝えているのはこの考え方です。
模試の結果は一時的なもの。大事なのは、そこからどう行動につなげていくか。
ぜひ、お母さまも 「安心の存在」としてお子さまをそっと支えてあげてください。
そのサポートは、受験の最後の最後できっと大きな力になるはずです。

