高校受験よりも成長が求められる?
〜大学受験期の「見えない学び」〜
大学受験に向けてお子さまが日々奮闘する姿を見ていると、
「本当に大丈夫かしら」
「勉強ばかりで疲れてしまわないかしら」
と心配になることもあるかもしれません。
でも、大学受験期というのは、単に学力が伸びるだけの時期ではありません。
実は親の目にはなかなか見えにくい形で、人生に不可欠なさまざまな力が育つ貴重な期間でもあります。
今回は一橋大学生の視点から、大学受験期に育まれる「見えない学び」と、母としてどのように見守るとよいかをお伝えします。
大学受験は「自分で切り拓く受験」
高校受験では学校や塾のペースに沿って勉強が進みやすい一方、大学受験は自分自身で道を切り拓く戦いになります。
- 何をどの順番で、どうやって学ぶか
- どんなスケジュールで進めるか
- 志望校に合わせてどんな工夫をするか
こうした「学びの主体性」が強く求められます。
この過程でお子さまは、学校では教わりきれない社会で役立つ力を自然と養っていくのです。
大学受験で育つ「見えない力」
① 思考力・論理力
大学入試の問題は単なる暗記では太刀打ちできません。
- 資料を読み解く
- 自分の考えを整理して表現する
- 答えまでの道筋を論理的に構築する
こうした深い思考力や論理力が鍛えられます。
② 計画力・自己管理力
膨大な学習量を限られた時間の中で消化するには、
- 自分で計画を立て
- 実行し
- うまくいかなかったときに修正する
という計画力と自己管理力が不可欠です。
この力は大学進学後はもちろん、社会に出てからも大いに役立ちます。
③ 自己理解と自己肯定感
受験勉強は決して順風満帆ではありません。
- 成績が伸び悩む
- スランプに陥る
- 周囲と自分を比べて落ち込む
こうした経験を通じて、自分の強みや弱みと向き合い、
**自分を受け入れる力(自己肯定感)**が育まれていきます。
一橋大生講師の実感
私たち一橋大学生講師も、受験期を振り返って「学力以上に得たものが大きかった」と感じています。
- 「どうやって問題を分析するか」を考える力が大学の学びにも生きている
- スケジュール管理が上手になり、時間の使い方が変わった
- 大きな壁を乗り越えた経験が、今の自信につながっている
この「見えない学び」は、模試の判定や点数には表れませんが、人生の財産になるものだと実感しています。
お母さまにできるサポートとは?
① プロセスを認めて励ます
結果に一喜一憂するよりも、
- 毎日机に向かっていること
- 自分で考えて行動していること
- 失敗しても立ち上がっていること
といったプロセスそのものを認めて励ます姿勢が大切です。
② 小さな成長に気づく
「最近前より自分で予定を立ててるね」
「模試の復習をしっかりやってて偉いね」
といった小さな変化に気づき、声をかけてあげることで、お子さまは自信を深めていけます。
まとめ
大学受験期は、目に見える成績だけでなく、人として大きく成長する時期でもあります。
- 思考力
- 計画力
- 自己理解
- 自己肯定感
こうした「見えない学び」が、将来の土台になります。
お母さまとしては、点数や偏差値の数字以上に、お子さまがどんな力を身につけているのかに目を向け、温かく見守っていただけたらと思います。
私たち一橋大学生講師も、その成長をしっかり支えていけるよう全力で伴走します。

