保護者向け:受験期の「メンタルサポート」大全!成績ではなく”過程”を褒める重要性
受験は「親子のチーム戦」:保護者の役割は「伴走者」です
いよいよ受験本番が近づき、受験生本人が最もプレッシャーを感じている時期です。そして、最も大きな支えとなるのが、ご家族、特に保護者の皆様の存在です。
親の関わり方一つで、子どものパフォーマンスは大きく変わります。保護者の役割は、**「監督」ではなく「伴走者」**です。ここでは、受験期の保護者様が実践すべき「メンタルサポート」の鉄則をご紹介します。
鉄則1:最も避けたい「3つのNGワード」
子どもを追い詰めてしまう、無意識に使ってしまう可能性のある言葉を意識的に避けましょう。
- 「〇〇ちゃんはもう終わっているらしいよ」:他人との比較は、子どもの自己肯定感を大きく傷つけ、焦りだけを生みます。ライバルは過去の自分自身です。
- 「本当に受かるの?」:不安な気持ちは理解できますが、この言葉は**「親からの信頼がない」**と受け取られ、最大のプレッシャーになります。「あなたは努力しているのだから大丈夫」という信頼を示しましょう。
- 「〇〇高校(大学)じゃなきゃダメだ」:目標を持つことは大切ですが、親の期待を押し付けるのは危険です。目標が達成できなかったとき、立ち直れないほどの挫折感を与える可能性があります。
鉄則2:「成績」ではなく「過程(プロセス)」を褒める
この時期、模試やテストの結果に一喜一憂しがちですが、保護者様は**「点数」ではなく「努力の過程」**に焦点を当てて褒めるようにしましょう。
- NG: 「今回のテスト、すごく良かったね!」
- OK: 「苦手な数学を毎日2時間頑張ったから、今回の点数に繋がったんだね。その努力を誇りに思うよ。」
「努力」や「継続する力」といった、子どもの内面にある力を認める言葉は、自己効力感(自分にはできるという自信)を高めます。この自己効力感こそが、本番の緊張や困難を乗り越えるための原動力となります。
鉄則3:物理的・心理的な「逃げ場」を作る
受験生にとって、家は「安心して休める場所」でなければなりません。
物理的なサポート
- 食事: 受験期の食事は、頭の働きをサポートする脳の栄養源であり、最大の癒やしです。温かい食事を用意し、食事中は受験の話を避けて**「ホッとできる時間」**にしましょう。
- 健康管理: 睡眠時間と体調の管理は、保護者様の重要な役割です。無理なスケジュールを組んでいないか、睡眠不足になっていないか、冷静にチェックしてあげましょう。
心理的なサポート
- 聞き役に徹する: 子どもが勉強の愚痴や不安を話してきたら、解決策を出そうとせず、まずは全て受け止めてあげましょう。「そうか、大変だね」「頑張っているのを見てるよ」と、共感と肯定の姿勢を示すだけで、子どもは大きな安心感を得られます。
- 無関心でいる勇気を持つ: 過干渉はNGです。見守るべき時と、そっとしておくべき時の線引きを明確にし、時には**「あえて勉強に触れない時間」**を持つことも大切です。
小金井個人指導ゼミでは、保護者様向けの面談も定期的に実施し、ご家庭と塾で連携して受験生をサポートする体制を整えています。不安や疑問がありましたら、どうぞ遠慮なくご相談ください。私たちは、お子様と保護者様の「チーム戦」を全力で応援します。

