物質量(mol)とは何か?化学を学ぶ上で欠かせない基礎知識を解説
物質量(mol)とは?
物質量(mol)は、化学の世界で物質の量を表すために用いられる単位です。まるでリンゴを数えるときに「1個」「2個」と数えるように、化学では物質の量をmolで数えます。
なぜmolを使うのか?
原子や分子は非常に小さく、一つ一つ数えるのは現実的ではありません。そこで、ある特定の数の粒子をまとめて1molと定義しました。この特定の数とは、アボガドロ定数と呼ばれるもので、およそ6.02×10²³個に相当します。
molのメリット
- 扱いやすい数字: アボガドロ定数は非常に大きな数ですが、molという単位を使うことで、扱いをより簡単にすることができます。
- 化学反応との関係: 化学反応式における係数の比は、実は物質量の比を表しています。molを使うことで、化学反応式から物質の量の関係を直接読み取ることができます。
- さまざまな物質の比較: 異なる種類の物質であっても、molという単位を使うことで、粒子数に基づいた比較が可能になります。
molの計算
- 物質量(mol) = 質量(g) / モル質量(g/mol)
- モル質量とは、物質1molあたりの質量のことです。原子量や分子量にg/molという単位をつけたものがモル質量になります。
- 物質量(mol) = 粒子の数 / アボガドロ定数
例題
- 炭素12gには、炭素原子が何個含まれているか?
- 炭素12のモル質量は12g/molなので、物質量は1molとなります。
- よって、炭素原子の数は1mol × 6.02×10²³個/mol = 6.02×10²³個となります。
まとめ
物質量(mol)は、化学において非常に重要な概念です。molを理解することで、化学反応式の意味をより深く理解し、様々な化学計算を行うことができるようになります。

