夏休み明け、やる気が出ない子への正しい声かけ
やる気の低下は“怠け”じゃない
「夏休み明け、なんだかやる気がなさそう」「ダラダラしてばかりで心配」
このようなお悩みを、多くの保護者の方から伺います。
しかし、やる気が出ないのは決して“怠けている”からではありません。長期休みの後は心身ともにリズムが乱れやすく、さらに「何から始めたらいいのかわからない」という不安がやる気のブレーキになっていることが多いのです。
特に中学生・高校生は、心の中での葛藤やプレッシャーが表に出にくい年頃。一見「だらけている」ように見えても、実は助けを求めていることもあります。
脳科学的に効果的な言葉かけとは?
やる気を引き出すには、単に「頑張りなさい」と言うのではなく、本人の自己肯定感を刺激する声かけがポイントです。
たとえば:
- 「○○って、前もこういうとき頑張れてたよね」
- 「○○がやってたあのやり方、また試してみるのはどう?」
- 「このあいだちょっと進んでたところ、すごくよかったよ」
こうした言葉は、脳内で**ドーパミン(意欲を高める神経伝達物質)**を分泌させると言われています。「できた経験を思い出させる」「小さな成功に目を向けさせる」ことが、次の一歩の原動力になります。
親がやってしまいがちなNG対応
逆に、やる気を失わせてしまう言葉にも注意が必要です。
- 「なんでやらないの?」
- 「このままだと大変なことになるよ」
- 「また同じことの繰り返しじゃない」
これらの言葉は、子どもを“評価”する言葉であり、“共感”ではありません。子どもは自分でも「やらなきゃいけない」と思っているため、追い詰められるとますます意欲を失います。
大切なのは、責めるのではなく、“気持ちを理解している”ことを伝えることです。
塾でのモチベーション支援の事例紹介
小金井個人指導ゼミでは、やる気の波が不安定になりがちな夏休み明けに、講師との面談や進度調整の個別サポートを行っています。
たとえば、ある中2の生徒は、夏休み明けに授業中も口数が減り、自習にも来なくなっていました。講師が「最近どう?ちょっと疲れてる?」と声をかけたところ、「夏に頑張ったのに成果が出なくて、やる気がなくなった」と打ち明けてくれました。
そこからは、
- 1日の勉強量を半分に減らしてスタート
- 得意な英語だけに絞って成功体験を作る
- 週1回の「振り返りミーティング」で前向きなフィードバック
このように段階的にリカバリーし、2学期中盤には学年順位も上昇。本人も「塾の先生に聞いてもらえてよかった」と話してくれました。
まとめ:一番の支えは“わかってくれる存在”
子どもがやる気を出せないとき、一番必要なのは“叱る”ことでも“褒める”ことでもありません。「気持ちをわかってくれる誰か」がそばにいることです。
保護者の方の一言、塾の講師とのちょっとした対話が、大きな転機になることがあります。
小金井ゼミでは、学習だけでなく「心の状態」まで含めたサポートを重視しています。もしお子さまのやる気にお悩みがあるようでしたら、ぜひお気軽にご相談ください。

