「勉強しなさい!」はNGワード?子どものやる気を引き出す“魔法の言葉”
小金井個人指導ゼミのブログをご覧いただき、ありがとうございます。
家でスマートフォンを触ったり、テレビを観たりしているお子様の姿を見ると、つい「早く勉強しなさい!」と声をかけてしまう…。保護者の皆様なら、きっと一度はご経験があるのではないでしょうか。
お子様の将来を想うからこそ出てしまう言葉であり、そのお気持ちは痛いほどよく分かります。しかし、実はこの「勉強しなさい!」という言葉、言えば言うほど逆効果になってしまうことが多い、ということをご存じでしょうか。
言われたお子様は、「今やろうと思っていたのに!」と反発心を抱き、自主的に机に向かう貴重なチャンスを失ってしまいます。心理学でいう「心理的リアクタンス(反発)」という現象で、人から強制されると、無意識に反対の行動を取りたくなってしまうのです。これを繰り返していると、子どもは「親に言われないとやらない」という指示待ちの状態になってしまいます。
今回は、お子様のやる気を削ぐことなく、自ら机に向かう主体性を育むための「声かけのヒント」を、具体的な言葉とともにご紹介します。
ポイントは**「命令」から「質問」や「共感」に切り替える**ことです。
NG声かけ:「勉強しなさい!」
これを、次のように言い換えてみましょう。
1. 時間管理を促す「質問型」の声かけ これは、本人に計画を意識させる効果があります。
- 「今日の塾の宿題、いつから始める予定?」
- 「夕食後にやるって言ってたけど、そろそろ時間じゃないかな?」
- 「時計の針が〇時になったら、数学の問題集を始めようか」
上から命令されるのではなく、「自分で決めたこと」という意識が芽生えるため、行動に移しやすくなります。自分で自分の行動を管理する「自己管理能力」を育む練習にもなります。
2. プロセスに寄り添う「共感型」の声かけ まずは、お子様の状況や気持ちを受け止める言葉を伝えます。
- 「学校と部活で疲れたよね。少し休んでから宿題頑張ろうか」
- 「数学のこの問題、難しそうだね。どこで困ってるの?一緒に見てみようか」
- 「英語の単語、たくさんあって覚えるの大変だよね。お母さんも中学生の時、苦労したなあ」
一方的に指示されるのではなく、「自分のことを見てくれている」「気持ちを分かってくれる」という安心感が、お子様の心のエネルギーになります。
もう一つ、声かけと同じくらい大切なのが、結果ではなく「過程(プロセス)」を褒めることです。
今回のテストの点数が悪かったとしても、答案用紙だけを見て叱るのではなく、「でも、テスト前は毎日机に向かって頑張っていたじゃない」「この難しい問題を解こうと努力した跡があるね、すごいよ」と、そこに至るまでの努力した事実を具体的に言葉にして認めてあげてください。
結果は水物で、その時の体調や問題との相性にも左右されます。しかし、目標に向かって努力したという事実は、決して裏切りません。保護者様が一番の理解者でいてくれることが、お子様が「次も頑張ろう」と前を向くための、何よりの原動力になるのです。

